ナノ粒子スラリーをろ過/濃縮して回収する

目的

近年の材料微粒化に伴い、従来のフィルター濃縮が困難になっています。
そこで、DyFを用いシリカスラリーの濃縮がどこまで可能か検討を行いました。

結果

シリカ粒子スラリーの固形物濃度を16.0wt%から約38.0wt%に上げ、
ろ過速度を一定ラインから落とすことなく濃縮することが出来ました。

DyFを使った濃縮

ポイント

DyFはディスクを回転させる動的クロスフローにより、ナノ粒子のフィルター表面への目詰まりを防止することが出来ます。
連続的にサンプルを注入し続けることが出来る為、従来のバッチ遠心分離では困難であった大容量処理も可能になります。