量産化への分離条件の移行
最適な遠心機の選択
生産用遠心機の種類は多岐にわたり、量産化するためには開発スケールから量産スケールへ分離条件を移行し、その条件に適した機種を選択する必要があります。
ここでは単純化した一例をご紹介するとともに、実際の流れをご案内いたします。
生産用遠心機選択の目安 質問に答えてお勧めの遠心機を選択

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分離テストから機種選定までの流れ
STEP 1 : 聞き取り →機種候補の提案
データシートの作成
お客様のサンプルの情報(粒子サイズ・密度、溶液密度・粘度)から、沈降係数を計算します。
分離目的、処理量、固形分の量から、分離が可能な機種候補を提案します。
STEP 2 : 分離テスト →機種候補の提案
バッチテスト
少量のサンプル(50mL~3,000mL)を用いて、沈降テスト・ろ過テストをし、候補機種の処理量・分離効率を予測します。
パイロットテスト
小型のテスト機を用いてパイロットテストを行います。
実液を用いた通液テストにより得られた定性的な判断を加え、操作性等実際の目的に即した詳細な分離条件を作成します。
STEP 3 : 選定 →最適機種の選定
機種の選定
これらのテストにより得られたデータを基に、使用条件に最適な機種を選定します。
弊社生産用遠心機専任の担当者が、お客様の目的・条件・要望等を直接伺い、最適な機種選定のお手伝いを行います。
分離テストに関しては、弊社アプリケーションサイエンティストが立会い、結果を報告書に纏めて提出いたします。
(協力会社の機器テストの場合は、協力会社作成の報告書を提出いたします。)
「研究から生産まで」試料の遠心分離に関するご相談は、お気軽に弊社へお問い合わせください。