himac APPLICATION

No.99 DECEMBER 1999

MG768形プラスミドDNA抽出システムで抽出したプラスミドDNAのキャピラリーシーケンサによるシーケンス結果

機種:ゲノム解析用MG768形プラスミドDNA抽出システム

  • 全世界で進められている様々な生物のゲノムシーケンスには、一度に大量のシーケンスが行なえるキャピラリーシーケンサがたいへん有効となっています。それに伴い、シーケンスのサンプルであるプラスミドDNAの大量処理が求められてきました。MG768形プラスミドDNA抽出システムは、96穴ディープウェルプレート1枚を1時間で処理、8時間の連続運転で最大768サンプルのプラスミドDNAを抽出できます。本装置により抽出したプラスミドDNAをキャピラリーシーケンサでシーケンスした例について報告します。

1. 結果

  • シーケンサ: ABI PRISM 3700 DNA Analyzer
  • サンプル量: 1μl/50μ
  • 反応試薬: ABI PRISM(R) BigDye TM Terminator Cycle Sequencing Reaction Kit with AmpliTap(R) DNA Polymerase, FS (PE Biosystems)
  • 泳動条件: 3700 POP-6TM , 1×3700 Running Buffer
  • 本アプリケーションは、北里大学/理化学研究所ゲノム科学総合研究センター 服部正平先生との共同研究によるものです。

(参考文献)
himac APPLICATION No.98